シルバーウィークに一人の過ごし方!人生最高の読書をしませんか?

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シルバーウィークやGWなど大型連休に一人でお過ごしの方。最高の読書をしてみませんか。

老若男女問わず8名の方に【最も人におすすめしたい書籍】についてアンケートしてみました。


ぜひ参考に秋の読書をお楽しみください♪ 

青春のときめきを感じながらも、言葉について考えさせられる一冊 

私はまだ二十数年しか生きていませんが、その人生の中で最も面白いと思った一冊が「図書館戦争」です。

本やテレビの表現を規制し、検閲を合法化した「メディア良化法」が成立した日本で、検閲から本を守るために戦う女性のお話です。

 

銃撃戦の激しいシーンや、主人公が恋する乙女なシーン、腹筋がつりそうなくら

い笑えるシーンもあり、ただ読むだけでも十分楽しめます。

その一方で、メディア良化法を実行する良化隊と本を守る図書隊との対立を通じて、表現の自由とは?差別的表現とは?といった問題について考えさせられます。

 

本や図書館のあるべき姿がこの一冊に込められていると思います。恋愛ものが読みたいけど、べたべたのものは飽きた!笑いもある戦闘ものが読みたい!ちょっとまじめな物

語が読みたい!そんな人たちにお勧めです。

 

 

時代を超えた愛に感動!

今日は私が一番おすすめする本について書こうと思います。その本とは、恩田陸さんの「ライオンハート」です。

主要登場人物はエドワードとエリザベス。この二人は、様々な時代で何らかの形で出会います。しかし、二人が会うとき、どちらか片方は相手の記憶がなく、思い出すとすぐにまた離れ離れになってしまう、なんとも切ない恋愛小説です。


現代の恋愛は、付き合ってもすぐ別れてしまったり、相手を妥協して選んでしまう人もいたりと、なかなか想いの強さというものを実感できている人は少ないのではないでしょうか。


この小説を読んでいて最初はとても不思議でした。お互いをきちんと認識して会えてもすぐ離れ離れになってしまうのに、どうして辛い思いをしてまで様々な時代でまた相手を見つけ出すのかと...。それはきっと「愛する人がどこかで生きている」という強い想い、ほんの少しでもいいから二人で幸せな時間を過ごしたいという気持ちが二人を動かしているのでしょう。ロマンティックなお話が好きなあなた!詳しくはぜひ、本を読んで感じてみてください。

 

 

甘くて苦くて甘い 

加藤千恵さんの「ハニービターハニー」をおすすめしたいと思います。

とある日に私がふらりと立ち寄った本屋さん、そこで見つけたのはとっても可愛らしいデザインの本でした。

 

 

お菓子を食べさせてもらっているセクシーな女の子。髪にはリボンが絡まってカラフルな花が散りばめられている。そのイラストは本当に印象的でした。え、これが小説なの?なんて思うくらい。

 

一目ぼれして中身も確認しないで購入して、帰宅して早速読みました。

 

中身は切なくて甘いお話がいっぱい入っている短編集でした。例えるなら色々なクッキーが入っている箱のようなものです。甘いクッキーだって苦いクッキーだって入っ

ている。ああ、恋って甘いものだけじゃなかったよな。なんて懐かしい記憶を思い出させてくれる。

 

私のお気に入りは、なんだって半分に分け合ってた女の子たちのお話。私も仲の良かった友達とよくやってたなあ。いつだって一緒でした。

 

あなたの思い出にもそっと寄り添ってくれる本だと思います。ふと昔に戻りたくなった方、あの頃の恋を思い出した方。ぜひ読んでみてください。

 

 

嗤う伊右衛門 

Jホラーの元祖とも言われる四谷怪談を京極夏彦が素直になれない男女の悲恋として描いた作品です。四谷怪談をご存知の方でも楽しめます。

 

先を知っているからこそ、登場人物達が切なくてしょうがありません。終盤のお岩の鬼女に変貌してしまうシーンは胸を締め付けられる思いでした。別のシリーズの巷説百物語のキャラクターも出てきます。巷説百物語のファンとしては棚ぼたな気分で、とてもうれしいです。

 

この作品は映画化もされており、お岩を小雪さんが演じ、伊右衛門を唐沢寿明が演じられています。ホラー的な要素はありませんので、是非おススメです。 


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良書を読んで自分磨き! 

子どもの頃は心も体も成長するのは目に見えてわかるけれど、大人になればなるほど、なにもしなければそのまま...。自分で意識して成長しようとしなければできなくなります。

そんなときに読んでほしい本「夢を叶えるぞう」がおすすめです。

 

主人公が成長し自分の夢に向かっていく内容なのですが、キーパーソンであるガネーシャと主人公のやり取りが面白いです。ついつい逃げてしまう事や日々に流されていく主人公に課題を出し、成長を促すガネーシャの言葉が結構ぐさりと刺さることもあります。

 

この主人公とともにガネーシャに出された課題をクリアしていけば読者も成長する事間違いなしです。

 

 

『ザ・パワー』ロンダ・バーンを読んで思った事 

ロンダ・バーンのシリーズの中で1番私がオススメしたいのは『ザ・パワー』です。「引き寄せの法則」がわかり易く解説されているから、初めて方でもすぐに実践出来る内容です。


私自身、この「引き寄せの法則」を取り入れて生活しています。

始めは、小さい事から。

 

「引き寄せの法則」は、別名「牽引の法則」と言い、思った事を引き寄せるという不思議な力の事。この世で全ての人が使える魔法が、この「引き寄せの法則」だと思います。

 

試しに、小さい事からやってみてみて下さい。何かしら、変化が現れますから。そのうちにいつの間にか、現在の状況を引き寄せてる自分に気付くと思います。

 

 

妖怪アパートの幽雅な日常 

主人公・稲葉夕士の中学卒業から高校生卒業までの成長を描いています。通称「妖怪アパート」と呼ばれるアパートに住みながら高校生活とアルバイトを両立させる夕士の頑張りも見所ですが、なによりもその「妖怪アパート」の住人たちが個性豊かで存分に楽しめます!

 

 

夕士の親友である長谷泉貴や、同級生のかしましい娘たち、担任の千明など、とにかく登場人物が多く展開に飽きがきません。人物が多い分、お気に入りのキャラクターも見つけられるかも…。

 

夕士と同世代なら共感しながら読める部分もあり、大人の方でもたくさん考えさせられたり学ばせられたりするようなとても良い作品だと思います。紡がれる言葉にも素敵なものが多く、読んでいて元気づけられました。

 

元々は小説のみの作品でしたが、今は漫画本でも出版されているので、お好きな方でお楽しみいただけます。是非お手にとってみてください!

 

 

恋愛小説?ミステリー?『イニシエーション・ラブ』 

乾くるみの『イニシエーション・ラブ』最近映画化され話題になっていたので、ご存知の方も多いかと思います。

 

ストーリーは、大学生の鈴木夕樹が初めて参加した合コンで出会った成岡繭子という女性と恋に落ちる…といった、よくある恋愛小説です。もちろん作中で何か事件が起こって犯人を探したり解決したりする、なんてことはありません。

 

しかし、この作品は「恋愛小説」でありながら「ミステリー小説」でもある、と言われています。なぜ、この作品が「ミステリー小説」でもあると言われるのか...。最後まで読んだ人、いや、最後の2行まで読んだ人にはその理由がわかるでしょう。そのたった2行で、あっという間に「よくある恋愛小説」から「ミステリー小説」へと変貌を遂げるのです!

 

「気持ちよくダマされたい!」そんな方にオススメしたい小説です。また、この作品は80年代を舞台にしているので、同年代の人は当時を思い出しその懐かしさに浸る、当時を知らない年代の人はその時の出来事や流行を知るというのも、この作品の楽しみ方のひとつだと思います。