手足口病の大人の初期症状って軽いの?感染や仕事に行っても大丈夫?

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手足口病とは、口の中・手の平・足の裏などに水泡のような発疹ができる病気で、夏から秋にかけて流行します。

感染者のほとんどが15歳までの乳幼児ですが、まれに大人にも感染することがありますので注意が必要です。

 

では大人が手足口病を発症するとどうなるのか、まとめてみました。 

 

大人の手足口病の初期症状ってどんな感じ?

 

初期症状としましては、大人も子どもも変わりはありません。

 

ウイルスに感染後、35日経ってから口の中・手の平・足の裏などに細かい水泡をもった赤色の発疹が現れます。まれにお尻や背中、顔にも発疹が出ることもあるようです。

発疹は痛みや痒みを伴うことがあり、特に口の中の発疹は痛みが強く、口内炎と勘違いすることも。いつもより痛みがある口内炎と手足や体に発疹、この症状が揃ったら手足口病を発症した可能性が高いと思われますので、受診された方がよいでしょう。

 

ウイルスを退治する特効薬はありませんが、発疹の痛みを軽減する薬や、炎症を抑える薬を処方してもらえることもありますので、詳しくは医師にご相談ください。

 

 

子供が感染するよりも症状は軽い?

 

『大人がかかると重症化する』といった説もありますが、はっきりした確証があるわけではないようです。

手足口病にかかっていることすら気付かずに終わる人もいれば、高熱や頭痛や発疹の痛みに苦しみ、入院を余儀なくされる人も。

 

大人の方が重症化傾向にあるといわれる原因として、子どもに比べると充分な睡眠が取れていなかったり、栄養が偏っていたり、疲労やストレスが溜まって免疫が低下していることなどがあげられます。

睡眠と栄養を充分に取り、ウイルスに負けない身体を作ることで感染も防ぐことができますので、まずは生活スタイルを見直すことが必要なのかもしれません。


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大人の手足口病、感染はする?

 

手足口病はウイルス性であるため、年齢に関係なく感染します。

 

感染の経路は飛沫感染、接触感染が主になりますので、手足口病を発症したらマスクを着用し、こまめに手洗いをすることを心掛けましょう。

くれぐれも共用でタオルを使ったり、同じ飲み物を間接的に飲んだりしないようにしましょう。

 

感染を拡大させないためにも、用がない限りは外出は控えたほうが良いと思われます。

 

 

仕事に行っても大丈夫?

 

手足口病は大人同士でも感染する病気ですが、インフルエンザのように感染力が強いわけではありません。感染者本人に発熱などがなく、周囲にうつさないように気をつければ、出社してもさほど影響はないと思われます。

ただ、発疹などが消えてもウイルスは約1カ月間体内に居続けます。感染したら長期に渡って周囲への気遣いが必要となることを忘れないようにしてください。